トヨタ、国内全工場で生産再開 稼働率は震災前の半分
2011年4月18日10時55分
約5週間ぶりに稼働を再開したセントラル自動車宮城工場。午前7時ごろから、社員らの車が次々と工場内に入っていった=18日午前、宮城県大衡村、久保智撮影 |
トヨタ自動車は18日、系列を含む国内18カ所の組み立て工場のうち、停止していた14工場での生産を再開した。東日本大震災が発生した3月11日以来 の全工場稼働となる。生産対象は全車種に及ぶものの、約150品目の部品調達に支障が出る恐れがあり、稼働率は震災前の計画の半分程度。1日あたりの生産 台数も約6000台にとどまる。
宮城工場(宮城県大衡村〈おおひらむら〉)が被災した系列のセントラル自動車の葛原徹社長は18日、生産再開にあたって「被災者の(復旧に向けた)元気 をクルマづくりに変えていくことが使命」と語った。震災による同工場の被害は照明の落下など軽微だったが、ほかの工場と同様、部品調達に支障が出たことか ら生産を停止していた。
トヨタは、6月3日まで、4月末での閉鎖が決まっているセントラル自動車相模原工場(相模原市)を除く17工場で生産を継続する。大型連休も当初計画より長く休む計画だ。
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