【ニューヨーク=山川一基】トヨタ自動車の米販売子会社、米国トヨタ自動車販売は1日、幹部を対象に希望退職を募ると発表した。米国での大規模リコール(回収・無償修理)問題などの影響で販売が振るわず、「今後の成長も踏まえて適正な人員規模にする」としている。
対象は、カリフォルニア州の本社に所属する約6100人のうち、営業担当、顧客担当の幹部。削減目標は設定しておらず、応募者には転職支援金2万ドル(約160万円)などが支払われる。
米景気が緩やかに回復した昨年、米自動車大手やホンダ、韓国の現代自動車などが米国販売台数を増やしたのに対し、トヨタは大手で唯一の前年割れとなった。成長が足踏みし、急拡大した陣容を見直す必要に迫られているとみられる。
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